VMware と Microsoft が共同で GENEVE の仕様ドラフトを策定

VMwareIETF に提案した VXLAN は、物理ネットワークやレイヤー3境界を越えて仮想的にレイヤー2ネットワークを構築する技術だった。このような技術を network overlay encapsulation protocols と呼ぶ、らしい。VXLAN は離れた位置にあるデータセンタ内のマシンxを単一の VLAN に組み込みたい場合に使う。また VLAN は仕様上 4096 個までしか作れなかったのを、VXLAN では 16,777,216 個までに緩和している。競合技術に Microsoft の NVGRE、Stateless Transport Tunneling(STT) があった。

Generic Network Virtualization Encapsulation (GENEVE) は第二世代の network overlay encapsulation protocol だ。多分、「ジュネーブ」と発音すると思われる。今度は VMwareMicrosoft が手を組んで仕様を統一しようと試みている。Network overlay encapsulation protocol の仕様はスイッチのシリコンに焼き付ける必要があるため、ソフトウェアで作るように気軽に変えられないし、スイッチベンダーがどちらの仕様を採用するかで勢力争いが起きる。第二世代ではそれを避けようというものらしい。