メモリバス直結型のフラッシュメモリ

IBM がメモリバスに直結するフラッシュメモリを搭載した新x86アーキテクチャを発表した。フラッシュストレージは eFlash DIMM と呼ばれ DDR3 チャンネルを介してアクセスする。IBM はこのフラッシュを使って実現したストレージを eXFlash と呼んでいる。遅延時間は5〜10マイクロ秒になる。

数日後に SanDisk が ULLtraDIMM を発表。IBM の eFlash DIMM の中身は ULLtraDIMM だったようだ。

ULLtraDIMM の技術の素は diablo technologies 社の Memory Channel Storage(MCS)。説明スライドもある。

いわゆる Flash Translation Layer(FTL) は DIMM のモジュール内にある。FTLx86 CPU 自身を使って動作できるような構造に見えないので、DIMM 上にマイコンが載っているのかもしれない。

MCS の書き換え単位は 4KB のようだ。Flashとしては非常に小さな更新単位だが、通常のメモリがキャッシュラインサイズ(64 バイト)で、場合によっては1バイト単位で更新していることを考えると、MCS をそのまま byte-addressable memory として使うというのではなさそうだ。