Amazon データのタイトルがおかしいナリ

岩波文庫「トリストラム・シャンディ」が活字が大きくなった新版が出るというので、新横浜の文教堂書店で探してみる、、、が置いていない。

偽書「東日流外三郡誌」事件 (新人物文庫 さ 1-1)

偽書「東日流外三郡誌」事件 (新人物文庫 さ 1-1)

代わりに平積みになっている本から目についた本を買って帰ったのだが、自室でバーコードスキャンして調べてみると Amazon の書籍情報のデータベースにタイポがある。「東日流外三郡誌」が「東日流外三郡史」になっている。

キリスト教の歴史 (講談社学術文庫)

キリスト教の歴史 (講談社学術文庫)

一緒に購入。
キリスト教の膨大な歴史をコンパクトにまとめたあんちょこのような本。
ローマ帝国衰亡史〈4〉西ゴート族侵入とテオドシウス (ちくま学芸文庫) なんかだと三位一体論などもニカイア会議(325年)や続く混乱の歴史を微に入り細に入り紹介しているのだが、本書は

三位一体論とは、神は父・子・聖霊の三つの位格でありながら一つの実体(trespersonae, una substantia)であるという教義であって、この矛盾した言い方を論理的に理解しようとすると無理が生じる。三位一体(trinitas)という言葉を初めて使ったのは先に触れた弁証家テルトゥリアーヌスで、その動機はグノーシス的二元論的神認識に対する反対であった。したがって三位一体論を、グノーシス主義がそうであるように、神のあり方に対する合理的認識という水準で理解しようとすることは、この教義発生の動機そのものを誤解していることになる。
とばっさり。