盲視の実験

スラッシュドットジャパンにあった盲視の記事。
人間の視覚は眼に写る像を脳内で情報処理することによってはじめて「視る」ことができている。しかし、眼から脳への情報伝達ルートは複数あり、運動感覚に関係する視覚と情報認識に関する視覚は別々になっている。
眼球に損傷を受けると何も見えなくなるが、脳の一部に損傷を受けた場合、視覚の情報経路の片方だけが封鎖されることがあり、それが「盲視」や「バリント症候群」になる。
「盲視」は外界を見てそれらを認識することは出来ないにも関わらず障害物をよけて歩くことができる。
バリトン症候群」は外界を眼で見て認識することができるのだが、それをうまく運動に関連付けられない。例えばポストを見ることができるのに、ポストの口に葉書を差し込むという操作ができないという。

もうひとつの視覚―〈見えない視覚〉はどのように発見されたか

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脳のなかの幽霊 (角川21世紀叢書)

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脳のなかの幽霊、ふたたび 見えてきた心のしくみ

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