レンブラント・コードの謎

レンブラントは、17世紀のオランダ画家だ。
非常に多作(700作!!)な画家として知られているのだが、近年研究が進むにつれてレンブラントは多数の弟子たちに自分の画風に従った絵画を制作させる量産体制を敷いていたことが明らかになった。
弟子の作と言っても本人に習った技法で同じ画材を使って描いているわけだから、どれがレンブラント本人の作でどれが弟子の作かなのか真贋の鑑定が非常に難しい(らしい)。いまだ大変に揉めている(らしい)。

それをいっちょコンピュータを使って判別してやるべぇ、と考えるコンピュータサイエンティストが出てきた。ダートマス専科大では絵画を高解像度でデジタイズしてウェーブレット分析し Pieter Bruegel とその模倣者の絵画を識別するシステム を作ったのだが、それをニューヨークのメトロポリタン美術館にある42枚のレンブラントに適用してみるそうだ。

結果はまだ出ていないようだが、今後はこの手の絵画の鑑定がコンピュータチェスに代わる新しいターゲットになるやも。なるやも。