ビタミン神話がまた一つ崩壊

「ビタミンCが風邪に効く」という話が眉唾だということはそこそこに知られてきているが、
また一つビタミン神話に横風が吹いたようだ。今度はビタミンE。


ニューオーリンズ(ロイター)
老化防止に効果があるとされるビタミンEをサプリメントなどで大量に摂取すると、健康に危害を及ぼす可能性があるとの研究結果を、ボルティモアにあるジョンホプキンス大学などがまとめ、10日の米心臓学会で発表した。
同大学のエドガー・ミラー博士らが、1993-2004年までに北米、欧州、中国で行われた計19の臨床実験(被験者総数・約13万6000人)を再分析した。主に高齢者を対象にしたこれらの実験で、ビタミンEを1日当たり132ミリグラム以上を摂取した患者は、そうでない者より死亡率が高くなる傾向が、少なくとも3年間続いたという。

記事中にはメリケン人の 4 人に1人(!) が、サプリメントなどで意識的にビタミン E を摂取しているそうだ。カラフルなビタミン錠剤をざらざら流し込んでいるというイメージが思い浮かぶなり(偏見)。