HP、Itanium2搭載ワークステーション打ち切り


米Hewlett-Packard(HP)はIntelのItanium2を搭載したワークステーション販売を打ち切った。広報担当者が9月24日明らかにした。
市場の状況を理由に、同社は64ビット対応の同プロセッサを搭載したワークステーション販売を9月1日で打ち切った。64ビットアーキテクチャを基盤としたIntel初のx86システム向けプロセッサ、EM64T(extended memory 64 technology)が出荷開始されてからまだ2カ月しかたっていない。
「基本的にこれは、ワークステーションビジネスで顧客の要望に応えたものだ」と、HP広報のキャシー・ソワーズ氏はインスタントメッセージでこう説明している。
HPは従来、シングルプロセッサの「zx2000」と、デュアルプロセッサの「zx6000」という2種類のItanium搭載ワークステーションを販売していた。いずれも2002年9月の発売。

予想されていたことだけど Itanium の下位モデルが打ち切りに。IntelEM64T を発表して以来、Itanium のビジネスモデルは大幅に修正を強いられているもよう。Intel 内の Itanium 派閥の人から見ると、Xeon64 は自身を侵食するガン細胞のように見えているでしょうね。

実際、1〜4 CPU の Itanium2 システムはほとんど利点がないようにみえる。エンタープライズ系にしても科学技術計算系にしても、もっとでっかいシステムの評価用としてしか購入されないだろうね。。。